代表インタビュー
代表インタビュー
interview
自分が理想とする「仕事の実現」を目指して
平成25年に独立・平成28年に法人化
株式会社ユイ工業を設立するまでの経緯は?
私は元々、業界大手のビルシステム会社で職人をしておりまして、そこで図面の見方、足場組立作業、配管工事、配線工事など、建設工事全体を学び・身に付けて、1年程度で職長になりました。
その後、結婚を機に営業職へ移り、案件の受注のほか、材料の手配や工程の確認などの現場管理を行っていました。
会社に勤めていると、どうしても「どうしてこうしないのだろう?」「もっとこうしたらいいのに」という思いが生まれて、それが正解だったかどうかわかりませんが、自分が理想とする仕事のやり方やスタイルというのがどんどん芽生えて来ていましたので、独立時には「それを実現させたい」と思っていました。そして独立を決意し、平成25年にユイ工業を設立しました。
独立後の経営状態はどうでしたか?
大変ありがたいことに、順調に成長していくことができました。
受注件数もどんどん増え、事業規模も大きくなり、平成28年に法人化いたしました。
現在の経営状態はいかがですか?
私が元々現場作業職長と営業職だったこともあって、安定的にお仕事が受注できていて、社員・職人の待遇や給与も良くなっており、外注先も増えていますので、良好な経営状態が保てていると言えます。
SGP樋や大口径の樋などの特殊な工事にも対応
スタジアムなど大型案件の建設にも携わってきた
株式会社ユイ工業の経営理念は?
弊社は樋工事に特化しているのですが、職人の数が減っているという現状がありますので、同業他社との協力関係のもと、業界全体を盛り上げていきたいと思っています。
なので、規模の小さな会社ではありますが、「人材」という点に重きを置き、樋工事に特化することで生産性を高めるようにしています。
株式会社ユイ工業の特徴は?
「樋工事に特化している」と言いましたが、樋工事と一言で言ってもSGP樋、TMG樋、大口径の樋、ピット内配管などの様々な工事があり、SGP樋や大口径の樋などはどこでも対応できる工事ではありません。
これらは屋根板金工事の分野というよりも、設備関係の工事になるため、通常の樋工事とは異なる専門性が求められます。
弊社には大型案件に対応できる技術力があり、SGP樋や耐火二層管などの大口径の樋の工事も行えます。
そうした専門的な分野の工事が行えるのが、大きな特徴です。
あと、弊社は技能講習や特別講習などの資格を取得しているので、役所関連の案件でも労務関係の書類が通りやすいというのも特徴の1つです。
これまでどのような大型案件に携わってきましたか?
「市立吹田サッカースタジアム(現 パナソニックスタジアム吹田)」や「和歌山県立医科大学薬学部」などの建設に携わってきました。
こうした大型案件では特に、完成した建造物を見て「こんなに大きな仕事にも携われるようになったのだな」と、やりがいや達成感を感じます。
生産性の向上のために何ができるか?
常にそれを考えて技術をブラッシュアップ
株式会社ユイ工業の今後の展望は?
実は樋工事というのは、極めて生産性の低い分野です。
作業工程に合わせて工事しなければいけませんので、「一気に仕上げる」ということができないのです。
そうした生産性の低い分野だからこそ、「どうすれば生産性が高まるか?」ということを常に考えて、社員や職人たち、そして弊社と関わる様々な外注先のために、さらなる成長を求めて邁進していきます。